2018年05月05日

Transition SENTINEL

お客さんに、当店で紹介するバイクは外連味のある一癖も二癖もあるものばかりで、普通の、最新のバイクはやってないのか、と言われました。
そんなことはない。断じて。

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来ました。
箱二つ、ってことはあれか、完成車じゃなくて完成車ビルドキット
ばらす手間が省けるのでむしろ歓迎です。

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Transition SENTINEL CARBON

29インチホイールのエンデューロバイク
ホイールのトラベル量は前後でそれぞれ160/140
BOOSTはもちろんトラニオンマウントのリアショック採用で思いつく最新の規格は全て盛り込んであります。だいぶ盛れています。

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フォークはROCKSHOXのLYRIK

FOX、ROCKSHOXともに2019モデルから正式にラインナップされるショートオフセットのフォークを一足先に採用。2017年よりSPEED BALANCE GEOMETRY(以下SBG)という設計を掲げラインナップを展開。ハイスピード、ハイグリップ、ロングストローク化するMTBシーンにおいて従来の46mmもしくは51mmオフセットのフォークよりオフセットを短くしてトレイル量を増やし安定感を出した方が良かないかと、かいつまんで説明するとこんな感じです。(このことについて言及するとちょっと語り切れませんもので)
もちろん長所と短所は表裏一体なのでデメリットも発生しますが、そこは現在のMTBシーンと道具の使われ方、差し引きでプラスになる選択なのではないかと思います。(個人的な意見ですが、ストローク120〜130mm、ヘッドアングル68°〜67°くらいを境にショートオフセット、ロングオフセットのメリット、デメリットの比率が反転するんじゃないのかなと思います。思うだけです)

そんなわけでして、ROCKSHOXで42mm、FOXで44mmという従来の27.5インチ用のフォークオフセット相当になった29インチのフォークをもってSBGという形でフレームの設計を最適化してきたわけですTransitionは。
(ちなみに、27.5のフォークは37mmオフセットと26インチのフォークオフセット相当になります)
今後これがベストということで定番になるかは断言しきれません。現在主流の51mmオフセットも29インチのバイクが出始めのころにGARYFISHERが掲げたG2ジオメリというものあってのこと。説明されれば納得するものの当時はフォークオフセットなんてものに誰も興味を示していませんでしたから。29インチのダルなハンドリングを解消するための方法でしたが革新的でした。

そこから20年

27.5という車輪の規格が一般化し27.5も29もサスペンションがどんどんロングストローク化し、ヘッドアングルはスラックし、ステムは短くなり51mmオフセットのメリットが大きかった当時とはバイクの造りが大きく変わりました。ここらで一度見直す必要があるんではないかという考えに至るのは必然な気もします。
果たしてこの先の規格にどれだけのメーカーが乗っかるかはわかりませんが主流になりうる可能性は大いにありうると思います。

蘊蓄が長くなりました。

ええからさっさと組めやということでサクサクと組み立てます。

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GX EAGLE12S仕様

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ブレーキはMT-5&HCレバー仕様
少し前まではMT TRAIL SPORTSが人気でしたが最近はMT-5が人気。どうせなら前後4PODのキャリパーが欲しいという方が結構多いです。ローターは203/180で。
ドロッパーポストは一旦キャンセルしてSRAMの1Xレバーの入荷待ち

軽く乗らせてもらいましたがハンドリングのダルさは全く感じず。むしろかなり軽快な部類でした。
晴て昨日ふじてんでシェイクダウンを行いましたがあのかっ跳び具合から察するに◎はいただけたんではないかと思います。いやぁ、速かった。
posted by オガワサイクル 店主 at 19:33| 日記