検討はじめたのが昨年冬からなのでじきに1年になります。ずいぶんお待たせしてしまいました。
デザインはこんな感じになります。

ジャージ

ビブショーツ

ワンピース(スキンスーツ)
さて、ここらでひとつ皆さんの疑問にお答えしておかなければなりません

↑これは、なんぞ?
遡ること60年と少々、アフリカのコモロ諸島で水揚げされたその魚は肉がまずく食用価値がなかったため「役に立たない」という意味の「GOMBESSA」と呼ばれていました。しかしその後その魚が大変希少な種であることが判明し学者先生の類が大変な高値で引き取ってくれるようになったため「GOMBESSA」の意味は「幸運をもたらす」という意味へと変化していき今も続いています。
シルエットからお察しの通りこれはいわゆる生きた化石、シーラカンスです。
モノの価値も時代に即してどんどんと変化していきます。
70年台に提唱された自転車によるエコロジー「バイコロジー」90年台も過ぎる頃にはすっかり耳にしなくなったかと思えば21世紀に入って再び自転車によって環境問題と向き合う流れがあります。
アルミフレーム、カーボンフレームの登場ですっかり息を止めたかとおもいきや近年再び評価されてブームではないしっかりと1ジャンルを築いたスチールフレーム。
どんなものでも所変われば立場変わります。
私が独立開業を決意した時に大きな障壁となったのが当店のような一人親方、手弁当でやりくりしている個人店なんかに未来はない、このまま時代の波に飲み込まれて先細っていくのではないか、という自身の生み出す不安でした。それはもちろん今でも私の背中にべっとりと貼り付き隙あらば取り憑いて覆い尽くそうとしています。
「GOMBESSA(役に立たない)」としか評価できなかった自身を「GOMBESSA(幸運をもたらす)」とまでいうたら言い過ぎですが、価値を認めて自信に変えてくれた自転車という乗り物と支えてくれる皆様に最大の敬意を込めてこのGOMBESSAという名前をジャージに託しました。
さて、うんちくと自分語りがややくどくなってしまいましたが、なんせシンプルで格好いいジャージを作りたいという思いを形にしました。オガワサイクルのロゴが小さすぎるかもしれませんが控えめに奥ゆかしくありたいという私の気持ちです。それにロゴまで目を凝らさずともひと目でオガワサイクルのジャージだと、きっと認識してもらえるようになると思っています。
製作は東海地方の自転車シーンでは知らぬ人はいないでしょう。CLTさんにお願いいたしました。
プライスは下記の通りとなります。
・ジャージ ¥12,000
・ビブショーツ ¥15,000
・上下セット ¥24,000
・ワンピース ¥18,000
サイズはXS〜XLで、パールイズミ準拠と思っていただけたら大丈夫かと思います。
完成は年末を予定しておりますので、実質の使用時期は春、暖かくなってからかもしれませんね。
シクロクロスのレースシーズンには半分間に合う、といったところでしょうか。もしかしたらワンピのが早く仕上がるかもしれません。
幾つか在庫するかもしれませんが、基本的には予約分のみで承りたいと思っております。
店頭にてオーダーシートをご用意いたしますので、ご希望の方は仰ってください。
メール等でのご相談も承っております。
それではみなさんよろしくお願いいたします。
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レースワンピースですが写真の物から若干、ほんの僅かですが仕様変更いたします。
変更内容は、仕上がってからのお楽しみということで。
よろしくお願いいたします。