
宿は山伏トレイルを運営するBASE TRESの宿泊業LODGE MONDO
年度末にプライベートツアーを予定しているので下見も兼ねて。
翌日のライドに備えてまずはバッテリーの充電を



食事は昨年末からスタートした薪火料理コースをいただきました。

スパイスピクルス

グリルラサダ

寒ブリのカルパッチョ

原木シイタケとシラスのアヒージョ 岩海苔添え

バゲットはお代わり自由

トマトと鶏肉の煮込み

豚肩ロースのグリル

イチゴのカナッペ
どれも大変美味しゅうございました。

アルコールの提供はありませんが持ち込み自由

MTB好きが集まれば話題も尽きませんが翌日のライドもありますので早めに就寝

翌朝松崎町へ移動してライド準備

山伏トレイルツアーの平馬啓太郎さんを加えて9名でライド。バイクはKONAのREMOTE130(SHIMANO DU-E8080)



普段下るシングルトラックを逆から登るんですが、これが本当に面白い。
以前SANTACRUZ HECKLERの試乗会を行った際、トレイル管理者に許可いただいて同様にトレイルの逆走を行ったのですがとても面白かったんですよね。つづらおれの続くコーナーなんかが気持ちいいんですよ。登坂でもバーム使って加速したり。
こうしてシングルトラックの登坂を重いeMTBを振り回して登っていると、ただウォームアップになるだけでなくバイクとの一体感が出ます。有り体にいえば下りでも重さが気にならなくなってきます。そうすると下りもさらに面白くなる。


シングルトラックの登坂は面白い、搬送路の登坂はロードのグループライド感あってこれも楽しい。下りももちろんたのしいと、通常の車でピックする搬送ライドよりもはるかにバリューがあるんですよね。半日走っただけなのに丸一日走ったのに近いボリュームがあります。
(実際、平馬さんが「皆さんペース早いので半日で1日予定していた内容をこなしてしまいました、午後からどうしましょう?」という事態になってはいたのですが)
三上さんがライドの動画をまとめてくれました。ありがとうございます。
まる2日間乗り尽くして感じたことは、やはりeMTBは登坂こそが肝要。
シングルトラックの入り口まで搬送路を楽に登れるバイク、というだけではeMTBのメリットの半分
eMTBで登坂可能なシングルトラックがあって初めてeMTBのアクティビティが完成すると確信しました。
現状、常設のMTBパークでeMTB向けの登坂シングルトラックというのは存在せず(私が認識できていないだけ?)またそこへ割けるリソースも少ないでしょうが、この先eMTBの普及に合わせてそういったコースが増えていくと大きな変化が生まれるのではないかと思います。
eMTB所有している方は今回のようなMTBガイドツアーのeMTBプランを経験してみると、きっと世界が広がります。


eMTBのバイク性能についてもいくつか。
・シマノ 1台
・Bosch 2台
・YAMAHA 1台
・GIANT 1台
・Specialized GEN2(Turbo SL1.2) 2台
・Specialized GEN1(Turbo SL1.1) 2台
シングルトラックを逆走。下ればなんてことのない斜面も登るのはかなりキツイ、ってことで私はTurbo SL1.1のLEVO EXPに乗っていたのですがTURBOモードで走りながら急勾配の登坂でもう少しパワーが、もう少しトルクが欲しい!シマノやBOSCHのPUが羨ましい!と思う場面がありました。舗装路走っているときは全然気にならないんですけどね。
SPECIALIZED LEVOと比較するとどのメーカーも重いのですがパワーとトルク重視でもりもり登る性能のことを考えるとPower>weightという考えも悪くないかなと。ペダルバイクに近い感覚を求めるのであれば現状LEVO一択ですがモトに近いフィールを求める、パワークライムするのならばBoschやシマノのPU積んだバイクがいいかもしれません。それを活かせるフィールドについては前述のとおりですが。
ただ、GEN2 Turbo SL1.2になって出力33%up トルク43%upとなってすごくパワフルになった、とはTurbo SL1.2を使用していたメンバーの弁。感覚的にはTURBO SL1.1のTURBOモードでSL1.2のTRAILモードくらいだとか。これは気になりますね。近日導入予定。
バッテリー容量については320Whに160Whのレンジエクステンダーを装着して480Whでこれでも他社よりまだちょっと少ないですが、昼休みにバッテリー残量の%を確認したところ他社と大きく差はありませんでした。
午前のライドで思ったよりバッテリーを消耗したので昼休みに1時間ほど充電したのですが充電なしでも36km、1600mアップをギリこなせそう。
ちなみに同じGen1のPU採用しているKenevo EXP乗っている3upの三上さんはバッテリー20%くらい残っていたそうです。これは同じPU、バッテリーでもライダーの体重、モード選択、タイヤチョイスなんかでかなり変わるから。(私より)軽い体重、Trailモードを多用、転がりの軽いタイヤを装着、とバッテリーを消耗しない条件が揃っていたからですね。
当店でeMTBを導入してまる2年
なんのかんのいうてペダルバイクをチョイスすることが多かったのですがeMTBの面白さを再確認、というかようやくちゃんと認識できた気がします。今回の経験を元により良いeMTBの提案ができるようになったと思いますので、ご興味ある方はぜひご相談ください。

写真はすべてシクロワイアード様からお借りしました
寒い中いつでもシャッター切れるように指切りグローブでライドする姿勢にプロを感じました。
ありがとうございます。