2020は展示会が行われなかったSCOTT
代わりに担当営業さんが噂の新型ADDICTをもって行脚してらっしゃるということで、当店にもいらしていただきました。

ADDICT RC30 468,000
6年ぶりにフルモデルチェンジしたADDICT RC
フレーム素材はHMX 写真の仕様で7.9kgとADDICTの名前を関するには些か重いと思われるかもしれませんがディスクブレーキ仕様であることと、最終的にREDなりD/Aなりで組んで6.8kg上回ればいいことを考えればこれで十分なのかもしれません。
ミッチェルトン・スコットやオリカ・スコットで使用されているものと同一です。
HMX-SLを使用したADDICT RC ULTIMATEもありますが両チームでレースで使用しているのは2名だけとのこと。
さらなる軽さを求めるクライマーの方にはRC ULTIMATEをお勧めしますがADDICT RCの素性の良さが察せられますね。

ケーブル類は全てフレーム内蔵になりましたのでフロントビューはとてもすっきりしています。前方投影面積も減り空力性能も向上していることでしょう。

シートポストの固定は写真の通り止めネジとブロックで。
防水の専用のスカートとかあるともっと良かったですね。

BB裏もスッキリしました


シフトケーブルは前後ともフルアウター設計です。アウター受け仕様にして軽量化しなかったのは英断といっていいでしょう。
気になるメンテナンス性ですが、説明を伺う限り以前のADDICTでネックだった箇所は解決されているようです。
なお、Fメカに関しましてはワイヤー式の場合はシマノ前提の設計(R9100 R8000 R7000)となっており、シマノでもそれ以下のグレードとカンパニョーロとスラムのワイヤー式Fメカは今のところ対応していないとのことです。フレームからの組み立てを検討されている方はお気を付けください。



ケーブルやオイルラインは専用ハンドルの中を通りステムの中へ。
Fブレーキを除く3本はヘッドチューブの内壁に沿ってダウンチューブへと抜けていきます。
ハンドルを操作した印象は通常のケーブル外出しのものとそこまで大きくは変わらないです。

しっかりと90°切れるのも魅力ですね。

フロントディスクブレーキの固定はカバーを外すと露出します。
リアと同じアダプターを使用しない方法でのフラットマウント台座となっております。
160mm設計ですので140mmローターは使用できません。

リアは160mmローターが装着されていますがアダプターを外すことで140mmローターにも対応します

ドロップアウトの気になるスリットですが、此処に専用のアルミの小物が装着することで剛性向上に寄与するとのこと。

あとフォークのクラウンtoアクスルを実測で調べてみたところ大よそ380mmでした。
FOCUSのIZARCO MAXもそうでしたがディスクロードとして設計を最適化するとこの辺が落としどころになるようです。
さて、気になる入荷時期ですが第一便が10月末に入荷するそうです。
もちろん当店でも予約を承っていますので、ご興味ある方はお申し付けください
なお、カタログが遅れているそうでフルラインナップの確認はこちらからお願いいたします。
https://www.scott-japan.com/webカタログを確認していただくと一台とんでもないのが紛れていることに気づかれたと思います

ADDICT RC20 ¥598,000
FORCE eTAP AXS仕様でこのプライスは中々に衝撃的です。
もうすでに予約で何台も決まっているそうですがさもありなん。
間違いなく一押しです。
posted by オガワサイクル 店主 at 00:54|
日記